オーストラリアにやってきて星空観察の時に役立つ無料、オフラインアプリとして”星座表/Star Chart”が人気があり、実際AUS個人旅行の楽しみ方を倍増させてくれるものです。是非オーストラリアへやって来る前にスマートフォンなどにダウンロードしてきてください。
オーストラリア個人旅行中に星空,南十字星,天の川を見上げる
星座表アプリは星空を眺めるときに非常に重宝するアプリですが、星空がきれいなオーストラリアでこそ、また日本では見られない星や星座を探すのにはもってこいの無料アプリになるでしょう。
これを使ってAUS旅行での人気の星と言ったら南十字星となると思うのですが、そのサザンクロス/南十字星を見つける方法を少し紹介します。
そんなハウツーなど無しでもこのアプリは直観的にお探しの星などを見つけることができるはずですが、参考になればいいのでメモってみます。
これで現地の星空ツアーに参加しなくても、薄曇りの夜でも、街の明かりがあっても、現地ガイドに教えてもらわなくても南十字星は見つけてもらえるでしょう。
インターネットにつながってなくても使えるアプリということも重宝すると思います。
まずこのアプリは以下のサイトページからダウンロードが可能です。
ダウンロードしたら早速、アプリを開いてその天体観測疑似体感を楽しんでみてください。
使いこなせるようになってきたら、ロケーションをオーストラリアに合わせてみてその時間の、そのAUSの町で見える星空を見回してみてください。
天の川などはすぐに見つかるはずです。
ケアンズの座標は16°55′49″S, 145°46′13″E
ゴールドコーストなら28° 10′ 0″ S, 153° 33′ 0″ E
シドニーなら33° 52′ 6″ S, 151° 12′ 31″ Eといった感じです。
オーストラリアにやってきて南十字星を見つけてみたい人はこれまでは、”晴れている夜に南の方角の夜空を見上げて、ポインターといわれる2つの1等星を見つけて、その2つの星の並びに輝く4つ星を結ぶと十字架の形になってそれが南十字星”といった探し方が定番でしたが、この星座表アプリを星空にかざして使えばアプリに表示されている星がそのまま夜空に光り輝く南十字星ということになって見つけることが誰にでもできるでしょう。



まずは、この星座表アプリを使って南十字星が見られる南天の方向がどっちだかを確認しましょう。
スマホを縦にもって水平線に向けた時にスクリーンには水平線から下が暗く、上が明るい星空として表示されています。
その境目より少し上に水平線が薄い赤線で描かれていてスマホを向けている方角が東西南北で分かります。
上のイメージにはS(南)とSE(南東)が分かると思います。



また、南の方角が分からなくてもAUSにやってきてこのアプリを開いてみると画面には天の川/銀河がきれいなイラストで表示されているのがすぐにわかるはずです。
南十字星は実はこの天の川の中にあります。
南天の天の川の中にあるのですが、アプリのスクリーン上には”みなみじゅうじ座”と薄く表示されています。
(画像は私のスマホでダウンロードした為英語のアプリで、英語表記ですが”Southern Cross”と表記されています。)。
実際の夜空はさすがにアプリの画面のようなイラスト状態ではなく、星が点々と見られるのですが、事前に天の川のどのあたりにこのみなみじゅうじ座というのがあるのか確認しておけばいいでしょう。
夜になってアプリを開いて、南の方角にアプリを向けて、天の川の中のみなみじゅうじ座がスマホ画面に描かれている角度までスマホを向けたときに、実際の天空に光り輝く星が南十字星ということになります。
スマホ画面に表示されている4つの星の向き
(十字架が横になっていたり、縦になっていたり、さかさまになっていたりします。)
そのままの向きで4つの星を確認できると思います。



また南十字星を見つける際にポインターといわれる指示星である2つの1等星;ケンタウルス座のα星、β星もこの画面上には描かれています。
(英語表記ではα星=Rigel Kentaurus ,β星=Hadar)この2つの1等星はかなり明るいのでスマホを実際の夜空にかざして南十字星を見つけるときのやはりポイントとなる星になるでしょう。
この星座表アプリではこのようにオーストラリアの星で人気の南十字星、日本では地平線ぎりぎりなので見ることが難しいカノープス;Canopusなどの星や星座、惑星を見つけるにはとても重宝するアプリですが、残念ながらAUSの天体写真を撮りたい人に人気の大マゼラン雲、小マゼラン雲、またエータカリーナ星雲などはアプリのイラストでは描かれていますが、表記としては検索も、表示もされていないので事前にその星雲の見える方向や元となる星座などを調べておく必要があります。